今日は土曜日、
自宅で本を読んでいました。
博物館に関する本で、
布谷知夫,2005,『博物館の理念と運営 - 利用者主体の博物館学』,雄山閣、
です。
1月10日から読み始めて4日目、
全体では210頁位で、
今日の残りは60頁位でした。
これの前に読んでいた、
マクロ経済学の本とは異なり、
比較的順調に読み進めることができました。
嬉しい。
ちなみに、
温いお風呂に浸かりながら、
本を読むのが好きです。
今日も、
お風呂に浸かりながら、
1時間以上かな、
読んでいました。
上がった後の、
ビールが美味しい。
でもこれ、
ノンアルです、
お酒はずっと飲んでいません。
お酒は弱いけれども、
味は好きです。
けれども、
アルコールを入れてしまうと、
その後数時間は、
パフォーマンスが下がります。
それが嫌なんですよね。
読む、書く、話すを、
酔ってするのと素面でするの、
どちらがよいか。
これ、
絶対に素面でやる方が、
出来は上ですよね。
飲んだ後は、
質量ともに下がる。
それが分かっていて、
読む、書く、話すをするのは、
虚しい。
そして、
一旦飲んでしまうと、
この状態から脱するのに、
数時間はかかる。
これは、
時間がもったいないです、
だから飲まない。
本の話の戻ります。
『博物館の理念と運営』は、
2005年の刊行で、
著者は滋賀県立琵琶湖博物館の学芸員で、
この博物館の設立にも参加されています。
それまでの博物館に関する議論は、
博物館の運営をどうするか、
という視点でなされてきました。
しかしこの本では、
議論に利用者の視点を入れることを、
提唱しています。
博物館は、
利用者が楽しく過ごす場所であること。
利用者が、
博物館の運営全体、
資料整備・展示・普及教育・調査研究に参加し、
意見を述べ、
批判を行い、
それが運営に反映されること。
そうした、
博物館と利用者との双方向のやりとりがあって、
利用者も満足し、
博物館が発展していくこと。
こうしたことが書かれています。
この本を読み、
博物館は、
学芸員や事務員の方々の、
日々の具体的かつ泥臭い作業によって、
成り立っていると感じました。
展示はもちろん、
講座、講習、ワークショップ、
フィールド調査や観察会。
これらは、
自然発生する訳ではありません。
学芸員や事務員の方々の手によって、
企画され、実行され、撤収されます。
だからきっと、
大変な代物なのです。
一つの展示の裏には、
スタッフ方々の、
具体的で泥臭い作業がある。
博物館に行くときには、
このことを、
意識したいです。