昨日は大学院の入学ガイダンスに参加しました。
ガイダンスという言葉はよく聞きますが、何となく聞き流していたので、改めて意味を調べてみます。
複数の意味がありますが、入学ガイダンスに沿った意味としては、「学校で、新入生に対して行う、学内事情の説明会」(精選版日本国語大辞典より)があります。
これはまさにその通りで、入学ガイダンスでは、授業開始までに行うべきこと、科目の履修に関すること、学生生活に関すること、学内のIT環境に関すること、図書館の利用に関すること、その他諸々について、各担当の教員から説明が行われました。
また、自治会組織の院生協議会による履修相談会が開催され、新入生の自己紹介、院生協議会員との顔合わせ、科目の履修に関する相談会、自習室の配席の案内などが行われました。
自習室の配席というのは、大学院には自習室があり、個人ごとに机と椅子が割り当てられているのです。
大学院のなかに自分の居場所があるのは、なんだか嬉しいです。
入学ガイダンスと履修相談会が終了した後は、夕方から新入生歓迎会がありました。
昨日1日は、こうした流れで過ごしました。
入学ガイダンスに参加して感じたことは、大学院生活を始めるには、こなすべきことがたくさんあるということです。
大学院に入学する際も、入学関係書類の提出や入学金の振込など、こなすべきことが少なからずありました。
しかし、入学した後は、さらに多くのこなすべきことがあります。
学生生活を送っている人は、こうしたことをすべてこなしてきたということです。
そう考えると皆さん勤勉で、しっかりしていますね。
当面、最も重要なのは履修科目の登録です。
大学院を修了するには、2年で42単位以上を修得する必要があります。
これを前提に、必ず単位を修得すべき必修の科目、1学期と2学期の時間割、そして各科目のシラバスを眺めながら、1年の1学期に履修する科目を決めます。
なお、シラバスとは、「学年あるいは学期中の授業・講義の計画や概略を各時限ごとに記したもの。」です。(精選版日本国語大辞典より)
2年先まで見据すえて計画的に履修科目を決められればよいのですが、時間割が複雑で、そうすんなりとは行きません。
隔週で開講される科目や、短期集中で開講される科目もあります。
隔週開講の科目は2コマ連続の講義となり、短期集中開講の科目は3コマ連続の講義となります。
そうした特殊事情を考慮する必要があります。
また、シラバスで成績評価の方法を確認する必要があります。
成績評価は、授業の出席率、受講中の姿勢・発言等、期中・期末レポート、期末の筆記試験などにより行われます。
これらの要素のいずれか1つにより成績を評価する科目もありますし、複数を組み合わせて成績を評価する科目もあります。
単位修得を優先する場合、自分に合った成績評価が行われる科目を履修する、ということも考えられます。
私の場合、期末の筆記試験一発勝負では不安です。
ただ、興味がある科目なのに、成績評価の方法が自分に合わないから履修しない、というのは本末転倒です。
そこは少し考える必要があります。
いずれにしても、履修科目の登録は大学院生活の第一歩です。
まず、これを早期に確実に、行うことにします。
また、履修科目の登録と同じくらい重要なものに、LMS(エルエムエス)への登録があります。
LMSとは、eラーニングなどで、学習者の成績や学習教材などを教師が統合的に管理するためのシステムです。(デジタル大辞泉より)
北大ではこれを、ELMS(エルムス)という名称で運用しています。
学生も教職員もELMSを通して情報にアクセスします。
履修科目の登録もここから行うので、ELMSへの登録は早期に確実に行う必要があります。
ほかには、学内で飛ぶWi-Fiを利用するパソコンの登録、学生生活の心構えを伝える動画の視聴、健康診断の受診などもあります。
健康診断の問診票は今夜書いておきました。
当日朝は、容器に採尿して持って行くのを、忘れないようにしなければなりません。
そう言えば30年以上前、学生時代に健康診断を受けていたような気もします。
何事においても、健康管理は大事ですね。
こなすべきことは多いですが、これらをこなしてこそ、ようやく学生生活が始まります。
ちなみに、夕方から開催された新入生歓迎会は楽しかったです。
同じ大学の学部から上がってこられた方、他大学から来られた方、社会人の方、留学生の方、さまざまな方がおられました。
こうした方々とともに、2年間、精一杯がんばろうと思います。