前回は、
科目等履修生になるまでの、
手続きや、
職場の長の許可、
などについて書きました。
今回は、
科目等履修生となり、
大学院に通ってからのことを、
概略的に書きます。
講義は1学期で、
期間は、
初回の4月11日から、
最終日の7月18日まで、
3か月強、
15回行われます。
講義に使われた教室は、
人文社会科学総合教育研究棟という、
教育学部・文学部・法学部・経済学部の、
4学部が共同利用する、
教育・研究施設の中にありました。
5階にあり、
窓からの見晴らしは、
良かったです。
教室の大きさは、
長机を3つ並べて1辺とし、
片仮名のロの字に並べて、
それで一杯になる位です。
講義は、
そのような机の配置で、
行われました。
ロの字の真ん中に、
プロジェクターを置き、
前方の壁に、
スクリーンを下げます。
調査結果の発表などは、
持参したパソコンを、
このプロジェクターに接続し、
スクリーンにスライドを投影して、
行います。
接続は、
HDMIケーブルでしたが、
持参したパソコンに、
HDMI端子がない方は、
隣の方にパソコンを借りるなど、
していました。
席は自由で、
早く来た方から、
めいめい、
空いている席に、
座っていました。
でも、
大体、
最初に座った席が、
定位置になっていました。
面白いですね。
ちなみに、
講義が終わると、
皆、
比較的淡白な感じで、
席を立って、
教室を出ていきます。
正規の大学院生は、
1年生は多くの講義で、
2年生は研究と講義で、
忙しそうです。
受講生は10数人で、
やや女性が多かったです。
皆さん恐らく、
20代前半です。
社会人は私だけで、
55歳という年齢も、
突出していました。
私自身は、
あまり気にすることなく、
過ごしていました。
学生の所属研究室も、
様々です。
科目は博物館関係ですが、
この分野の研究室、
文学院の他の研究室、
他院の研究室と、
バラエティに富んでいました。
4月11日の、
初回の講義は、
ガイダンス的な内容で、
自己紹介も行いました。
なんだか、
新鮮な気持ちです。
この日の講義で、
1学期を通して、
どのように、
講義を進めていくか、
説明を受けます。
講義スタイルは、
教員が学生に講義をする、
というものでは、
ありません。
学生同士が班を組み、
共同で調査し、
発表する、
というものでした。
具体的には、
特定の博物館を選定し、
その博物館が、
どのような活動をしているのか。
また、
そうした活動ができている、
要因と背景を明らかにする、
というものです。
(詳しくは、
別の記事で書きます。)
発表は、
中間発表と、
最終発表があります。
中間発表で、
進捗度や、
方向性を再確認します、
そして、
最終発表が、
この講義の成果となります。
大学院の教育・研究に関する、
環境についても、
少し触れます。
大学には、
LMS(learning management system)、
という、
システムが入っています。
LMSは、
eラーニングなどで、
学習者の成績や学習教材などを、
教師が統合的に、
管理するための、
システムです。
(eラーニングとは、
コンピューターを利用した、
教育や学習のことです。)
大学では、
ELMS という愛称で、
呼ばれています。
そして、
LMSには、
ムードル(moodle)、
という機能があり、
講義では、
よく使っていました。
ムードルは、
eラーニング用の、
プラットホームで、
教材の作成・配布、
レポートやテストの採点・管理、
などを行うことができます。
(プラットホームとは、
オペレーティングシステムや、
ハードウエアなど、
コンピューターを、
動作させる際の、
基本的な環境や設定です。)
このムードルで、
資料の共有や、
教員・学生間の連絡、
などを行っていました。
また、
大学構内では、
無線LANネットワークが、
整備されています。
科目等履修生も、
使えます。
私は、
パソコン版 google ドライブを、
利用しているので、
これは必要でした。
パソコン版 Google ドライブの、
利用により、
自宅のデスクトップパソコンに、
保存しているファイルを、
Google のオンラインストレージにも保存し、
閲覧・編集ができます。
こうした、
教育・研究に関する、
環境整備は、
大切だと感じます。
今回は、
科目等履修生として、
受講する講義について
概略的に書きました。
次回は、
講義の内容、
調査の進め方、
発表などについて、
具体的に書きます。