パッサナーのブログ

日々、考えたこと、行動したことを、書いています

ユーザーのニーズを完璧に満たした、素晴らしい機械 - 証明写真機を讃える

この2年半、証明写真を撮影する機会が多かったです。
学芸員資格取得のために玉川大学通信課程に入学するとき(2021年9月)。
1回目の大学院受験の願書をだすとき(2022年11月)。
(このときは準備不足で受験を断念しました。)
2回目の大学院受験の願書をだすとき(2023年7月)。
大学院の入学申込書類をだすとき(2023年11月)。
この他にも、証明写真を撮影する機会がありました。

証明写真は、自分で撮影してプリントすると大変です。
顔が真ん中からずれたり、全体のバランスが悪かったりします。
完成度が低くて、証明写真として使いたくなくなります。
それでこれまでずっと、証明写真機のお世話になりました。
証明写真機のありがたさを、身に染みて感じています。

証明写真機は駅やコンビニ、ショッピングセンターなどに設置されています。
私が利用する地下鉄の駅にも設置されており、便利です。
これは富士フィルム製の証明写真機でした。

証明写真機に入って椅子に座り、音声ガイドに従って撮影します。
一定時間内なら、何回でも撮影のやり直しができます。
撮影後に写真を選び、証明写真としてプリントしたとき、顔が真ん中にきて、全体のバランスがとれるように調整します。
証明写真機の真骨頂は、この調整機能にあると思います。

調整は正面の画面で行います。
顔が真ん中にくるようにするには、画面の中心の縦線が自分の眉間と鼻筋にくるように、縦線を左右に移動します。
全体のバランスがとれるようにするには、画面の上下2本の横線の間に自分の顔が収まるよう、それぞれの横線を上下に移動します。
上の線を頭のてっぺんに合わせ、下の線をあごの先端に合わせます。
これで、全体のバランスをとることができます。

自分で撮影してプリントする場合、顔が真ん中にきて、全体のバランスがとれるようにするのは難しいです。
ただ撮影をして、規定の写真サイズに収めるだけならできます。
しかし、顔が真ん中にきていなかったり、全体のバランスがとれていなかったり、なかなか上手くいきません。
時間をかければそれなりのものができるのかも知れませんが、それでも、証明写真機でプリントする証明写真の完成度には遠く及びません。

証明写真機は、さまざまな写真サイズに対応しています。
履歴書・在留カード(40×30mm)、運転免許証(30×24mm)、マイナンバーカード・パスポート(45×35mm・大判70×50mm)、ビザ(50×50mm)など、大抵の場合は証明写真機で事足ります。

背景色を選べるのもよいです。
スーツの色は大きくネイビー系とグレー系があります。
私服になると色もさまざまです。
どのような背景色にするかによって、証明写真の印象が変わります。

ネイビーのスーツなら、背景色を白としてネイビーを際立たせるか、背景色を同系色の水色として全体を調和させるか、背景色をグレーとしてネイビーとのフォーマルなグラデーションを演出するかで、訴求効果も三者三様です。
顔が真ん中にきて、全体のバランスがとれているので、どの背景色にしてもきっちりとした証明写真になります。
だから、いろいろ遊んでみるのも楽しいです。

証明写真機には美肌仕上げという機能もあります。
自分には関係ないと思っていましたが、仕上がりが素晴らしかったです。
美肌仕上げとノーマル仕上げの両方を試して分かりました。
美肌仕上げにしたからと言って美男子になる訳ではありませんが、写真の印象がよいです。
証明写真は外にだすものなので、美肌仕上げがよいと思います。

証明写真機の料金は美肌仕上げで1,000円です。(通常仕上げは900円。)
時間と労力を節約してこれだけ素晴らしい証明写真がプリントできるのなら、料金は納得です。
証明写真機は素晴らしいです。
ユーザーのニーズを完璧に満たしたこの製品は、私に福音をもたらしました。
感謝してもし切れないくらいです。

ここまで証明写真機の素晴らしさを語ってきました。
しかしここにきて、証明写真機では対応できない事案が発生します。
問題となったのは、大学院の学籍簿に貼る証明写真のサイズです。
あまり見たことのないサイズで、測ってみると縦38×横33mmでした。
ほかの証明写真機を探しますが、このサイズに対応する機械を見つけることができません。

これは結局、写真専門店に撮影とプリントをお願いしました。
カメラのキタムラさんです。
今日、無事、証明写真を手に入れることができました。
ありがたかったです。
この辺りの話は、改めて書きたいと思います。