パッサナーのブログ

日々、考えたこと、行動したことを、書いています

子の卒業証書授与式があったこと、その撮影など

今日は娘の中学の卒業証書授与式でした。
9:00に家を出て、夫婦で学校に向かいます。
娘はこの通学路を3年間歩き、私達夫婦も期末懇談などの際、この道で学校を行き来しました。
この道を通るのが今日で最後かと思うと、感慨ひとしおです。

学校に到着し、近所に住む生徒さんの親御さんと会い、一緒に会場の体育館に向かいます。
この生徒さんと娘は同じ高校に行きますので、また3年間お付き合いさせて頂きます。
生徒と親御さんでこうした関係があると心強いです。

廊下の両側には、紺地に赤と桃色で「祝」と書かれた垂れ幕が何本も下げられています。
子弟の卒業に花を添えてもらうようで、父兄としては嬉しいです。
掲示板には、小中高校や関係団体から届いた祝辞が貼られていました。
娘の小学6年の担任の先生からの祝辞もあり、卒業して3年経ちますが、こうして気遣って頂きありがたいです。

式を撮影するため、レンズ交換式デジタルカメラ1台と交換レンズ2本を持参します。
カメラは SONY α99 、レンズは TAMRON の超広角 15-30mm と、同じく TAMRON の望遠 70-300mm です。

α99 の発売は11年半ほど前の2012年10月で、発売時の大手家電量販店での実勢価格は27万8千円前後です。
私はこれを7年前の2017年2月、19万円強で購入しました。
4年半待ち、8万円ほど安く購入できました。

α99 は当時の SONY のフラッグシップモデルで、SONY の機種で唯一フルサイズのイメージセンサーを備えていました。
イメージセンサーとは、光を電気信号として蓄える部品です。
写真を撮影する際にカメラのレンズから入った光を電気信号に変え、データとして転送する役割があります。

イメージセンサーは大きくなるほど画質が良くなります。
当時私は SONY α77 を使用していましたが、このモデルのイメージセンサーAPS-C でした。
フルサイズのイメージセンサーは、APS-Cイメージセンサーの約2.3倍あり、それだけ画質も向上します。
私は、フルサイズのイメージセンサーを持つ α99 が、欲しくてたまりませんでした。
しかし、その価格からなかなか購入に踏み切れません。

ボーナスがでてからもしばらく悩み、その後ようやく購入を決意します。
仕事が終わってから現金を握りしめ、一目散にお店に向かいました。
憧れのフルサイズを手にしたときの嬉しさは、いまでも覚えています。
あれから7年経ちますが、α99 には満足しています。
よい買い物でした。

レンズは、会場の広い範囲を撮るために超広角レンズを、卒業証書授与や入場のシーンを撮るために望遠レンズを使います。
カメラ1台でレンズを交換しながら撮影します。
レンズを交換する際は、レンズやカメラは丁寧に扱うものですが、このときは撮影優先でラフに扱いました。

席の周りにスペースがないので、外したレンズを床に置きます。
横に置くと転がるので、レンズを下に向けて縦に置いていました。
レンズの枠の方がレンズよりも高いので、床に直接レンズが接触することはありません。
あとは、足でレンズを蹴ってしまわないように気をつけました。

卒業証書授与のシーンの撮影は、授与の場所が父兄席から距離があるため、最大望遠の300mmを使いました。
光を多く取り入れるため絞りを開放 F5.6 にしましたが、ピントの合う範囲が狭くなりピンボケを量産してしまいます。

(絞りを開放側にするほど、ピントの合う範囲は狭くなります。)

そこで、カメラの設定を絞り優先モードからマニュアルモードにし、絞りを F10 、シャッタースピードを 1/200 としました。

(絞りを絞り込むことにより、ピントの合う範囲を広くします。)
(絞り優先モードでは、絞ると光の不足を補うためにシャッタースピードが遅くなり被写体がぶれるので、マニュアルモードにしてシャッタースピードを速くし、被写体がぶれないようにします。)

この設定では光が足りなくて暗い写真になりますが、後で現像ソフトで明るくします。

(現像は、RAW ファイルの画像の色合い・明るさなどを調整し、JPG ファイルとして出力することです。)

撮影は現像を前提としているため、撮影時の画像ファイルは RAW ファイルにしています。
現像ソフトは Adobe Lightroom Classic を使っています。
帰宅して現像してみたところ画質が破綻することもなく、無事、卒業証書授与のシーンを記録に残すことができました。

卒業証書授与式については、とにかく写真をどうしようかと考えていたため、ホッとしました。

卒業証書授与式が終わると、各教室で父兄を交えた学活が行われました。
そこでは、先生から生徒に言葉が贈られたり、生徒から先生に手紙が渡されたり、また、お別れの挨拶が交わされたりしました。
泣いてしまう先生もおり、私も思わすジーンときてしまいました。
みんなが楽しい人生を送れますように、心から祈っています。