前回は、このブログをエキサイトブログからアメーバブログに引っ越すことにした理由について書きました。
今回は、引越しの実際について書きます。
私は最初、ブログの引っ越しって簡単にできるものだと思っていました。
イメージとしては、引越し元のブログサービスから記事のデータを自分のパソコンにダウンロードし、引越し先のブログサービスにそのデータをアップロードすればいいのかな、という感じです。
当然、引っ越し元のブログサービスにも、引っ越し先のブログサービスにも、そういうことが一発でできるボタンがついているんだろうなと。
しかし、現実はそんなに甘いものではありませんでした。
エキサイトブログから記事のデータをダウンロードしようとしたのですが、そのようなボタンが見あたりません。
ググってみると、エキサイトブログには記事をバックアップする機能がないことが分かりました。
バックアップというのは、データを複製し、他の場所に保存することです。
記事のバックアップがとれないということは、ブログの引っ越しができないということです。
これは困りました。
ちょっと話が逸れますが、バックアップがとれないことは、引越しができないこと以上に、根本的な問題があると感じました。
自分が書いた記事のデータを、自分さえも、手に入れることができないのです。
写真のデータも同じです。
記事や写真のデータを、何かに使いたいということもあるかも知れません。
そのとき、それらのデータを、ブログサービスから取り出すことができないのです。
バックアップできないことが最初から分かっていれば、記事をアップする都度、ワードなどで複製を作っておくこともできます。
しかし、多くの記事を書いてしまってからそれに気づいた場合、どうにもなりません。
何百件もある記事の複製を作るのは気が遠くなるような作業です。
話を戻します。
困ってさらにググってみると、エキサイトブログからＦＣ２ブログになら引っ越しできることが分かりました。
さらに、ＦＣ２ブログからアメーバブログに引っ越すこともできます。
しかし、ＦＣ２ブログに引っ越した後、90日間は他のブログサービスに引っ越すことができないようです。
わたしはもう、アメーバブログに引っ越すと決めていたので、90日も待っていられないと思いました。
また、ＦＣ２ブログに引っ越すにしても、引っ越した後、文章や写真が一分の隙もなく適正に表示されるかどうか、確信が持てません。
さらに、その引っ越し作業を、自分がうまくできるのかどうか、自信もありませんでした。
そこで考えます。
アップした記事はまだ60本、これなら、手動で引っ越しができるのではないか。
ちょっと大変かも知れないけれども、幸い今日から3連休、やれないことはない。
（この日2/23（金）は天皇誕生日の祝日で、土日と続く3連休でした。）
引っ越しの方法は極めてアナログです。
エキサイトブログの記事をマウスで選択してコピーする。
それを、アメーバブログの記事を書く画面にペーストする。
やってみると、文章も写真も貼り付けることができました。
見たままの状態で表示の崩れもなく、 HTML の編集画面でも、おかしな感じはありません。
（HTML に詳しい訳ではありません、知っているのは改行を示す＜br＞と段落を示す＜p＞くらいです。）
3連休初日にこの作業を終え、やれやれと胸を撫でおろしました。
引っ越しを終え、エキサイトブログの方はそれまでの記事を全て消去し、引っ越しをした旨のお知らせだけを載せました。
エキサイトブログの記事を消去したのは、Google は記事が重複するウェブサイトを「よろしくないもの」と判断するからです。
記事の重複には2つあります。
1つ目は、他人の記事をコピー＆ペーストして自分の記事にしたもの（いわゆる記事の盗用）、2つ目は、自分の記事をコピー＆ペーストして、自分が運営する他のウェブサイトの記事にしたものです。
1つ目がよろしくないのは分かりますが、2つ目はなぜよろしくないのでしょうか。
自分が書いた記事をコピー＆ペーストして、自分が運営する他のウェブサイトの記事にしても、問題ないように思われます。
その理由は、サーチエンジン Google の検索結果の利便性を下げるからです。
例えば、世界で最も有用と評価され、ある言葉での検索結果が1位の記事があるとします。
もし、その記事を書いた人が、記事をコピー＆ペーストして自分の運営する他のウェブサイトの記事にした場合、どうなるでしょうか。
その言葉で検索すると、同じ記事が1位と2位に並びます。
仮に同じことを10個のウェブサイトで行うと、1位から10位に同じ記事が並びます。
これは、検索する人の利便性を下げます。
だから、Google は記事の重複を「よろしくないもの」と判断します。
このブログが、Google から「よろしくないもの」と判断されるのは嫌だったので、記事の重複を避けるため、エキサイトブログの記事は削除しました。
