パッサナーのブログ

日々、考えたこと、行動したことを、書いています

アイキャッチ画像が人を引き付ける効果の源泉について

2/25に、はてなブログに引っ越してから1か月が過ぎます。
ようやく、はてなブログの基本的な機能を把握してきました。
1か月使っての感想は、分かりやすく操作しやすいです。

記事の更新はパソコン画面で行っています。
パソコン画面でのメニュー表示は、メニューの名前の文字も大きく、メニューとメニューの間隔もほどよく視認しやすいです。
メニューの頭についているアイコンは大きく、それぞれのメニューの機能をよくイメージさせてくれます。

このアイコンで思いだしたのが、ブログのタイトルの付近に添えられているアイキャッチ画像です。
人の目を引くための写真やイラストです。
文章はまったく同じでも、文字だけが並ぶ記事と、アイキャッチ画像が添えられている記事とでは、情報を受け取る際の感覚が異なります。
不思議なことですが、まったく同じ文章であるにも関わらず、アイキャッチ画像があるのとないのとでは、恐らく、読まれる確率に大きな差が生まれます。

この理由を説明するのは難しいですが、アイキャッチ画像が添えられていると、記事に「色」がつくような感じがします。
そう感じたのは何となくです。
なぜ、そう感じたのかを明らかにしたいと思い、「色」の意味を調べてみます。

調べると、一言で「色」と言っても多くの意味があることが分かりました。
意味は、名詞、形容動詞、語素(単語を構成する、意味を持った最小の単位。(デジタル大辞泉より))に渡ります。
それぞれについて、アイキャッチ画像の効果に関係しそうな意味を選んでみます。

名詞については意味のグループが3つあり、そのなかでアイキャッチ画像の効果に関係しそうなものは「物事の表面に現われて、人に何かを感じさせるもの。」のグループです。

さらにそのなかでアイキャッチ画像の効果に関係しそうなものは「はなやかな風情。面白い趣。また、それを添えるもの。」と「それらしく感じられる気配、様子。」です。

形容動詞では、「風流であるさま。」です。

語素では、「調子、様子などの意を添える。「音色(ねいろ)」「声色(こわいろ)」「勝ち色」「負け色」など。」です。

(以上すべて、精選版日本国語大辞典より。)

「色」の意味のうち、アイキャッチ画像の効果に関係しそうなものを挙げてみましたが、一言でいうとそれが何なのか言葉が見つかりません。
あえて言うならば「感覚」でしょうか。

しかし、「感覚」とは何か。
調べると複数の意味がありましたが、アイキャッチ画像の効果に関係しそうなものを挙げると、「光・音・におい・味・寒温・触などの刺激を感じる働きと、それによって起こる意識。」と「美醜やよしあし、相違などを感じとる心の働き。センス。感受性。」(デジタル大辞泉より)です。
何となく「色」とも通ずる意味で、一つの何かを異なる言葉で表現したようにも思えます。

いまひとつ分からないので、さらに「色」の意味を眺めていると、名詞、形容動詞、語素それぞれに、これかも知れないというものがありました。
それぞれ次のとおりです。

名詞では、「中古では多く、「いろ好む」の形で、主として異性にひかれる感情、恋愛の情趣。近世は、もっぱら肉体関係を伴う恋愛。情事。」。

形容動詞では、「恋愛の情趣を解するさま。色好みであるさま。」。

語素では、「情事、遊里などに関するという意を添える。「色駕籠」「色狂い」「色事」「色好み」「色里」「色仕掛け」など。」。

意味としては行き過ぎていますが、行き過ぎているだけに分かりやすいです。

こうした要素には、人を惹きつける魅力があります。
それは官能です。
官能にも複数の意味がありますが、ここでは「肉体的快感、特に性的感覚を享受する働き。「官能をくすぐられる」「官能美」」が挙げられます。
上の「肉体的快感」は、私の解釈では、絵画を鑑賞するときに覚える視覚的快感などです。

そして、アイキャッチ画像にはダイレクトにという訳ではないものの、こうした要素に通ずる何かが備わっています。
それは人を惹きつけます。
人を惹きつけてその記事に誘導します。

ニュースで何かの事件の記事があり、単に、警察署の写真が添えられていたりします。
それもアイキャッチ画像です。
しかし、たったそれだけでも、アイキャッチ画像のない記事よりは、読まれる確率が大きくなります。

それだけ、アイキャッチ画像の効果は大きいということです。

ただ、最初から文字を読むことを念頭に記事を探している人は、アイキャッチ画像のあるなしに関わらず、文字だけでその記事を読むかどうか判断しているかも知れません。
実用目的で記事を探している人も、その傾向があるでしょう。
この場合のアイキャッチ画像の効果は、限られると言えそうです。