昨日、のどが痛くて、
耳鼻咽喉科に行きました。
咽頭がんか、喉頭がんか、
そんな気持ちでした。
受診した結果、
がんではなかったのですが、
考えさせられました。
生きているから勉強ができる、
生きているうちは勉強しよう、
そう思ったのです。
一昨日の夕飯で、
一口食べたら、
急にのどが痛くなりました。
異物感もあります。
食べたのはキャベツのサラダで、
魚の骨とかではない。
最初は、
葉の固いところがひっかかったのかなと思い、
水を飲んだり、
ご飯を飲んだりしてみました。
しかし、
変化はありません。
だんだん痛みが増してきて、
これはおかしいと思いはじめます。
そのうち、
体中から冷や汗がでて、
気が遠くなってきました。
立っていられなくて、
床に倒れ込みます。
あぁ、
これはダメかも、
って思いました。
妻に、
119番、どうしようかな、
って訊きます。
妻は、
受話器を手にして、
かけるよ、いい?
って。
いや、やっぱり待って、
って私。
こんなときにも、
119番を、
迷ってるんですよね。
そんなさ中、
妻には、
これで死んだらごめんね、
って言っていました。
こんなときに出る言葉は、
本心なのでしょう、
きっと。
そうこうしているうちに、
心も体も落ち着いてきて、
119番はしませんでした。
でも、
喉の痛みと異物感は、
残っています。
その後ネットで調べて、
咽頭がんか喉頭がんを、
疑いました。
のどの痛み、
異物感、
声のかすれ、
(ここしばらく、
かすれていました。)
あぁ、間違いない・・
4月から大学院が始まるというのに、
よりによってこのタイミングで・・
色々考えました。
まずは、
治療に専念しなければならない、
そうなると大学院は休学、
職場は病気休職して、
治療の環境を整える必要がある。
いや、そもそも、
治るのだろうか。
人生そのものが終わるかも知れないのに、
大学院の休学なんて、
意味があるのだろうか。
勉強どころではないな、
これは、
とも思いました。
夜は途中で目が覚めました。
びっしょりと汗をかいています。
喉も痛い。
翌日、
午後から職場を早退し、
耳鼻咽喉科に行きます。
鼻からスコープカメラを入れ、
のどを見てもらいました。
その結果、
がんは見当たらないと。
炎症をとめる薬とうがい薬をもらい、
様子を見ることになりました。
大学院どころではない、
という気持ちだったので、
いまは少し、
ホッとしています。
このことを通して思ったのは、
生きているから勉強ができる、
ということです。
読むこと、
書くこと、
話すこと、
このどれもが素晴らしい。
こうしたことができるのも、
生きていればこそ。
だから、
生きている間は勉強しよう、
そういう思いを強くしました。
私はいま、
奇跡的に生きている。
この奇跡を、
自覚しながら生きていこう。